北海道の上川郡東川町にあります「大雪山旭岳ロープウェイ」について、何ができる場所なのか、観光で行くべきなのか?駐車場などの詳しい紹介や、営業時間や時刻表、入場料金、実際行ってみてどうだったかなどの紹介です。
旭川からほど近い場所にあり、登山と聞くと初めて行く方は服装や気温、準備した方が良い物など分からない部分もあると思いますので、最後の方で詳しく説明していきます、混雑具合なども記載していますので是非ご覧ください。
ちなみに登山未経験者でも十分楽しめます!!
※この記事はガッツリ登山したい方向けではなく、カジュアルに観光したい方向けの内容になっています。
大雪山旭岳ってどんなところ?所要時間は?
大雪山旭岳ロープウェイでできることは、メインの登山、登山まではしたくない方は一周散策コース、ロープウェイでの山の見学、ロープウェイの上下には飲食できる場所も入っています。
観光にオススメの1周コースをメインに紹介していきますのでぜひ旭川観光の参考にしてくださいね。
旭岳公式の紹介文
秋への移り変わりは、尾根から山裾へ絵の具を流し込んだように、次々と紅葉に染まります。ロープウェイから望むナナカマドやダケカンバの赤や黄、緑のコントラストは、まさに自然が描く芸術品。一度は目にしたい傑作です。
https://asahidake.hokkaido.jp/ja/#TOP
公式より引用
旭岳ロープウェイの山麓駅
まずは旭岳のロープウェイ乗り場、山麓駅のご紹介です!
建物内にはロッカーがあり、車に置くのは心配なものはこちらを利用すると良いですね。
切符を購入するとすぐ近くには乗車口がありますので、ロープウェイを利用する方はここで待ちます。
山麓駅の飲食店・売店について
駅内にはお土産等販売している売店があります!
よくあるご当地の商品がメインですね。
かなり豊富に取り揃えていました、道外からの観光客で旭川まで行かない方なんかにはここでお土産を買って行くと良いかもしれませんね。
ちょっとしたテイクアウト商品もあります。
メニューは唐揚げやコロッケ、コーヒー、ソフトクリームなど。
店内にテーブルもあるので食べて行けます♪
中でも揚げカレーパン300円が特に美味しかったのでオススメです!
揚げカレーパンとコロッケを購入。
コロッケは普通のジャガイモメインの物で、これと言った特徴はなく普通に美味しい感じでした。
揚げカレーパンは中のカレーがスパイシーで濃厚、周りの生地の油感と相まってかなりの絶品でした!!皆さんもここに来たらまず揚げカレーパンを食べてみることをおすすめします♪
姿見食堂は乗車口のすぐ横にあります。
営業時間は11時~15時と短いので注意です。
メニューはラーメン、カレー、そば、かつ丼などよくある定食メニューが豊富です。
登山なのでガッツリメニューなのかな?と思います!
価格は1000円前後と少し割高ではありますが、近くにこれと言った飲食店は無いように思えますので、十分利用する方はいそうなお店。
旭岳ロープウェイからの景色や時刻表※紅葉の時期なども
次はロープウェイについてご紹介します!
奥に見えるのがロープウェイです、乗り物自体結構大きめですよね。
上記の写真のような広さで、2、30人は乗れそうです!
今回は2023年9月中旬、休日の10時頃に乗った状況、比較的空いていました。
ちなみに営業時間は季節や曜日ごとに細かく決められていますが、2023年の9月は大体6時から6時半位から運航開始、10月は8時から9時位からの運航ですね。
上記の写真がロープウェイの時刻表、トップシーズン(6/1~10/20)は15分おきに出ているようです、少し待っていればすぐ乗れる感じですね。
シーズン(10/21~5/31)は 20分間隔 (00・20・40)に出る様なので、チケットを買って売店などを見て行けばすぐに乗れますよ♪
ロープウェイの所要時間は約10分程で、途中揺れたりすることもあります。
そこまで怖い感じはないので誰でも安心して乗ることができます。
ロープウェイ山麓駅の近くには少し整備されているような散策路が見えました。
山の所々で違った景色が見られます、川が流れていたり、池があったり、紅葉が進んでいるところや開けた場所など様々あり、見ていてまったく飽きません。
もし外を見るのが怖い方は、モニターで映像が流れていて、季節ごとの旭岳の紹介などもされていましたので、何かしら楽しみながら乗っていることができます。
紅葉の時期に関してですが、例年では9月の中旬から見られるようでしたが、今年は暖かいことが多くまだ少し早かったようです。写真は全て2023年9月17日の物です。
一番早い時期というのにこだわりが無ければ9月の後半に行くのが良いかもと感じました。
公式サイトのブログでは何日かおきに紅葉の進み具合をUPしてくれています、毎年紅葉の最盛期は違うと思いますのでそちらも参考にすると良いですよ♪
旭岳ロープウェイの山頂駅(姿見駅)で出来ること
山頂の駅に到着、姿見駅という名前。
ロープウェイを降りると、散策コースの歩き方などの講習のようなものが行われています。
時間がない方は聞かなくても大丈夫です。
散策マップが置いてありますのでこれだけは持って行った方が良いかも、散策路にはマップの書いてある案内看板などは少ないですし、一周と言っても上記の写真のように分かれ道もあるためです。
奥にはギャラリーがあります、ロープウェイの待ち時間などで見て行くのが良いかなと感じます。
登山する方でなければ持っている方は少ないでしょうから、ポールの貸し出しはありがたいですね。
散策路の道の雰囲気は後述しますが、20~40代の普通にスポーツできる方であれば、正直走って進んでも行けるレベルかと思いました、そういう方であればポールがあると手がふさがって邪魔になるかも。
逆に60代以上の方も多く散策されていましたが、確実に借りて行った方が良いと思います。
ここから散策路の始まりです、散策路を抜けると登山という流れになりますので、しっかり装備した方も多くいますが、この散策だけであれば半袖スニーカーだけでもいけると感じました。
※推奨しているわけではありません
自分は寒いと聞いて厚手のジャンバーを用意してきましたが、この気温を見てすぐに脱ぎました。
1時間以上の散策でとても邪魔になってしまったので最初から分かっていれば。。。
天気の急変などもあるかもしれませんので、あった方が良いのかは分かりませんが(^^;
山頂駅の飲食店
姿見駅には軽食が食べられる場所もありますよ。
ちょっとした売店もあります、傘などがあるのは嬉しい配慮ですね。
旭岳の一周コースはこんな感じ
この記事のメインで紹介したい、一周散策コース。
【所要時間は1時間~】と書いていますが、悪路を歩きなれていない方は2時間かからない位だと思っておいた方が良いかも。
6月~10月中旬に行くのが推奨のようです、雪などで散策出来ないのかな?
旭岳の散策路の状況、悪路などについて
姿見駅からこのような散策路が見えます。
道は大体こんな感じの場所が多いです、階段もしっかりと整備されていて、岩がゴロゴロあるのが少し危ない感じですが、自分が想像していたよりずっとカジュアルでした。
一部このような岩で組んである急な坂道などもあります。
これがずっと続くのであればかなり厳しいですが、何か所かだけと言った感じですので、何とか乗り越えましょう。
一番きつかった道は折り返し地点の姿見ノ池の辺り、このような坂が少し長めに続いています。
ちなみにご高齢の方でもポールなどを使ってゆっくりと歩いて行けていました、足腰の強さにもよるとは思いますが上記の2点の写真が一番きつかった場所なので、それで判断してもらえればと思います。
見える景色や散策路の雰囲気について
歩きはじめて10分ほどすると第一展望台という場所が見えてきます。
ものすごく景色が良いですね、普通に生活していては見ることのできないような景観です!!
もうここで充分良い景色が見られる感じ、紅葉はまだ早いですが、そんなことはここから先の絶景で全く気にならなくなります。
いつ来ても十分な満足感があると感じました。
このような高山植物も周囲に咲き誇っています。
本当にキレイ
途中には池なども多々あります。
水の透明感がヤバめ!
ただの開けた場所ですが、とても開放感がありずっと見ていたくなってしまいますね。
こちらが噴気孔の近く、こんなに近くまで行けちゃいます、噴気の音と匂いが凄いですよ!
ここが折り返しの姿見ノ池がある展望台、ここまでゆっくりと歩いて1時間かからない位でした。
※悪路慣れしていない方も連れて行った為。
こんな景色他ではなかなか見られませんよね。
ここでゆっくりとしている方が多く、かなりの賑わいでした。
ここから少し歩くと登山の方の道になります。
半袖スニーカーの方はあきらめましょう!!
登山道はこんな感じです、大きな岩に急な斜面が続きます。
さすがにここに行くには登山装備が必要だと分かりますよね。
上の方はこんな感じ、この散策で登山やったことないけど見たら行けそうだなと感じた方は次に装備を整えて行くと良いですね。
自分は登山未経験ですが、この程度であれば行けるのかなという感想です。
登山について危なそう、きつそうなどと考えている方は、もう少しカジュアルに考えても良いかもしれませんね、高齢者も多く登っていましたし、3,40代であればチャレンジしてみても遅くないかと思いますよ♪
姿見ノ池展望台から折り返して帰ります。
上記の写真で奥に見える建物がロープウェイの乗り場です、意外と近いですよね。
先程の悪路の項目で紹介しましたが、この先の道が一番きつい感じ、下りにするのが良くなかったのかもしれませんので、今回は地図でいう時計回りで行きましたが、厳しそうだなと思う方は反時計回りで歩くといいかもしれません。
湿原なども見えてきます、1時間弱の散策路でしたが、見られる景色のバリュエーションが多すぎて、凄いという言葉しか出てきません。。。
登山怖い等と考えている方、是非ここだけは行ってみてほしい!!
旭岳ロープウエイに行く際の注意点まとめ※気温や服装など
今回紹介した一周散策コースを体験してみての服装や靴、野生動物など、実際どう感じたかをお伝えします。
2023年9月中旬の10時から13時頃までの情報になりますが、気温は18度。前の日の夜位の温度でした。毎回そうではないとは思いますが参考までに。
調べるとかなり寒い等の声があり、秋~冬の装備で行きましたが、結局半袖でも十分でした。外人さんたちは殆どの方が半袖でしたよ。
靴は登山靴推奨と書かれていますが、いつも自分がはきなれた普通のスニーカーでも十分でした、岩を踏んで足裏が痛くなるか、転ばないかなどを気をつければいい感じ。
野生動物はほぼいないです、というか観光客が多く、このコースであればクマよけの鈴なんかもいらないような賑わいでした。
以上が一周散策コースで自分が感じたこと、次行く際にはこの位の心構えでも良いかなと感じたことでした。登山というよりは散策なのでカジュアルに行けるという考え方で大丈夫かと。
公式サイトなどは注意書きもしっかりしなくてはいけないのでしょうけど、個人的にはこのくらい気をつければ登山初心者でもいけますよ的な情報も欲しかったです、行って分かることの方が多かった印象。
散策の方と、登山の方ではまるで必要装備が違う印象、そこの部分を間違えないように正確な情報をつかんでから行けると良いですね。
●旭川の観光スポットまとめはこちら
旭岳ロープウェイのお得な駐車場情報や詳しいアクセス
旭岳ロープウェイまでの道のりはこんな感じの山道を走っていきます。
峠程厳しい道のりではなく、道路の幅も十分広いので、到着までの道のりは難しいものではありません。
突き当りまで行くと、旭岳ロープウェイの有料駐車場になります。
こちらの駐車料金は500円になります。
※11月~5月の駐車料金は無料
旭岳ロープウェイのすぐ近くには公営駐車場、グーグルマップなどの地図で言うと「旭岳ビジターセンター」の前が無料で停めれる駐車場になります。
旭岳ロープウェイまで歩いてすぐなので、空いていればこちらの駐車場がベストです!!
ただ2023年9月の中旬、今年はまだ紅葉の時期には少し早かったですが、休日の9時過ぎでもう駐車場は満車の状態です、こちらに停めようとするとかなり早い時間など、時間をずらして行く必要がありますね。
上記の写真は臨時駐車場、グーグルマップなどの地図で言うと「ラビスタ大雪山」や「ロッジ ヌタプカウシペ」の付近です。
木の看板が立っているだけなので少し分かりにくいかも知れませんね、こちらは無料駐車場です。
こちらに駐車すると旭岳ロープウェイまで約10分程このような道を歩いていくことになります。
歩道もあったり歩きやすい道でしたので、なるべく節約したい方や混雑が苦手な方なんかはこちらの駐車場でも良いと思いますよ。
ちなみに休日でもほとんど車は停まっていませんでした、紅葉が全開の時期やお昼前後など混みあう時間に行くと少し混むのかもしれませんね。
バスは「旭川空港」や「旭川駅」「道の駅 ひがしかわ・道草館」などから出ています。
特に「道の駅 ひがしかわ・道草館」は隣にmont-bellなどもありますので、登山の方にはなかなかいい場所になっていますね。
営業時間 | 季節による 大体6時~9時開店 16時~18時閉店 |
定休日 | 季節による |
電話番号 | 0166-68-9111 |
住所 | 〒071-1472 北海道上川郡東川町旭岳温泉 |
ふもとには温泉街があるので、汗をかいたら日帰り温泉なども良いですね。
旭岳ロープウェイから歩いてすぐの場所にはたくさん温泉があります、日帰り温泉もやっている場所はあまり多くは無いですが、あることはあるので汗を流してから出たい方には良いですね。
「ホテルベアモンテ」「湧駒荘」なんかが日帰り温泉営業もしているようですね。
旭岳ロープウェイのオススメ度は?
評価基準はこちら。
何度でも行くべき名所! | |
充分おすすめできる場所 | |
普通に楽しめるが、どこかデメリットも | |
おすすめはできない | |
かなり人を選ぶ、私は行かない |
旭岳ロープウェイのおすすめ度。
旭岳ロープウェイ | おすすめ度 |
一言補足など | ここでしか味わえない体験ができます |
旭岳ロープウェイのあとがき
登山まではしたくないけど、良い景色を見ながら歩きたい方には特におすすめの場所です!!
ここ以上にお手軽に貴重な体験ができる場所は北海道でも数少ないと感じました、どうしても自然の中を歩くと野生動物などが気になってしまうのですが、ここは全くそう言ったことは感じませんでした、控えめに言って最高の体験ができました!!