【黒岳ロープウェイ】観光時に使える情報を全てご紹介します。

観光名所、施設

北海道の層雲峡にあります「黒岳ロープウェイ&リフト」について、何ができる場所なのか、観光で行くべきなのか?駐車場などの詳しい紹介や、ロープウェイの営業時間や時刻表、入場料金、実際行ってみてどうだったかなどの紹介です。



この記事では本格的な登山などではなく、観光で誰でもいけるような部分での見所などを紹介します!!黒岳って登山装備必要なの?ロープウェイだけで悪路は無いの?どんな服装で行けばいいの?など実際行かないと分からないような部分までしっかりとお伝えします。



初めて行く方は服装や気温、準備した方が良い物など分からない部分もあると思いますので、最後の方で詳しく説明していきます、混雑具合なども記載していますので是非ご覧ください。

個人的には最高の体験ができる場所だと思います、準備も特に必要なく、少し暖かい服装で行く程度でサクッと見て行けますよ♪

※この記事はガッツリ登山したい方向けではなく、カジュアルに観光したい方向けの内容になっています。

黒岳ロープウェイ&リフトってどんなところ?所要時間は?

今回紹介するおすすめの観光の仕方は、ロープウェイで5合目まで行く、ロープウェイからの景色を堪能する、5合目付近からの景色を眺める、そこからリフトで7合目まで行く、リフトからの景色を堪能、7合目付近で散策や景色を見て行く。

という流れになります、この流れですと【所要時間2時間】になります。

黒岳で出来ることは登山以外すべて入っています、飲食したりどこかで足を止めてゆっくりとする場合は+で時間がかかる感じと思ってくれれば大丈夫です!

公式の紹介はこちら

「北海道の大屋根」大雪山は、
豊かな自然と荘厳な景観が魅力の山々です。



大雪山の秀峰「黒岳」へは、標高670mの層雲峡から層雲峡・黒岳ロープウェイと黒岳ペアリフトを利用して気軽に訪れることができます。

春・夏は高山植物、エゾシマリスなどの自然観察や登山に、秋は美しい紅葉、冬はスキーやスノーシューハイキングと、一年を通じて楽しめます。もちろん層雲峡温泉も楽しみのひとつです。

公式より引用
https://www.rinyu.co.jp/kurodake/

黒岳のふもと、層雲峡駅で出来ること

こちらがふもとの駅の外観、少し古めかしい建物ですね。

入るとロープウェイ乗車列が真ん中にあり、周りにはトイレ、売店、乗車券購入窓口などがある簡素な作りです。

売店はこんな雰囲気でアウトドアグッズやお菓子などのお土産も売っています。

乗車口から上の階にはカフェスペースなどもあります。

飲み物メインの場所ですね、他にもアウトドアグッズなどが売っている場所です。

以上がふもとの駅で出来ること、準備が整っていれば乗車券を買ってすぐにロープウェイに乗ってもいいと思いますよ!


ロープウェイの時刻表は後述しますが、混雑時には10分間隔での運行、通常は20分間隔ですので、そこまで待つものでも行列になっているものでもありません、あまり時間を気にせずにとりあえず乗り場に来てしまえばいいと思います!!

黒岳ロープウエイの様子

乗車時間になると一斉にロープウェイに乗りこみます。

乗車定員101人乗りのロープウェイになります、ただ100人も乗ると満員電車以上になると思います(^^;


紅葉のシーズンでは100人とはいかないにしても満員電車並みに押し込まれて入る感じになりますので、ロープウェイからの景色をしっかりと見たいよって方は列の最後の方に並ぶと全く見れなかったりするのでご注意を。

中はこんな感じになっていて、左右にイスがある簡素な物。

椅子に座ると人が多く景色が逆に見にくいかも、前後立ち見やドアの付近が良い景色を見れる場所かなと感じましたよ!

ロープウェイからの景色はこんな感じで、かなり高い場所を運行します。

途中鉄塔の立っているところを通過する数か所で少し揺れるくらいで、そこまで怖いものではありません。

この写真の時期は紅葉のピーク時期ですよと案内のあった2023年9月30日、ふもとの方はまだまだピークではありませんが、それでも綺麗な景色ですよ!

山を登るにつれ段々と木々が色づいてきます。

運行中はガイドさんの案内などもあり、飽きることなく乗ることができます。

ロープウェイの所要時間は10分以下で終わってしまうものでした、個人的にはもう少し乗っていたい感じ、普段見ることのできない景色が見れますので特別感はありますよ♪

黒岳の5合目、黒岳駅で出来ること

ロープウェイは5合目の黒岳駅までの運行です。

ここから先に進む方はリフト乗り場まで歩いていきます。

この駅でも色々と観光して行ける場所がありますのでご紹介していきますね。

黒岳駅の駅内はこんな感じになっていて、ロープウェイ乗り場がオシャレな待合所になっています。

正面に貼ってある写真はどれもキレイな物ばかり!

売店や木彫り実演などのお店もあります。

これが待合所の施設や規模感です。

黒岳ネイチャーテラスという展望台なども併設しています

黒岳駅の屋上には階段で上がって行けるようになっていて、展望台があります。

自分はロープウェイよりもこっちの方が怖かったです(高所恐怖症の気ありの人の感想です)


座れるようにもなっていて5合目から景色を見るのであればここが一番いいと思います!!

この先のリフトに乗らない方は必見の場所ですよ♪

ともちゃん食堂黒岳店

黒岳駅の2階には食堂があります、営業時間は11:00~15:30分、不定休になっています。

メニューは店の外観にびっしりと張ってありますが、ラーメン、各種丼物、蕎麦、うどん、カレー、揚げ物など豊富なメニューの食堂です。


場所が場所だけに、やってない日や出来ないメニューもあるそうです、期待しすぎると食べそびれてしまうかもしれませんね、登山の行きにここで腹ごしらえというのは危なそう(^^;

少し歩くと高松台という場所も

写真の奥に見えるのが黒岳駅、そこから少し上った場所にある高松台と書かれた場所の紹介です。

すこし階段を上っていくとこのような開けた場所に出ます、記念撮影している方も居ますね。

景色はこんな感じです、特別ここが最高にキレイというものでもないですが、展望台に行かない方はココから景色を見て行くと良いですね!

資料館などもありますよ

高松台から少しリフト側に行くと木造りの家があります、こんな山奥なのにかなりきれいにされています。

虫が多いんじゃないかなと思っていましたが、本当に入りやすい綺麗な場所でした。

中はこじんまりとしていますが、綺麗な展示があります。

ここで大雪山についてや季節ごとの見所などを知ってから行くのも良いですね!!

ロープウェイ~リフト間の道沿いにあるのでついでに寄っていけますよ♪

黒岳リフトの乗り心地など

黒岳駅からはこのような道を歩いてリフトのある場所まで行きます。

所要時間は10分もかかりません。

このようにしっかりとした散策路になっていて、虫なども蚊のようなものが少しいた位でほとんど気になりませんでした。

左右の綺麗な紅葉を横目に歩ける気持ちのいい散策路です。

行く前は5合目~7合目の道が悪路だったらどうしようなどと考えていましたが、その心配は無用です、登りもほぼなくかなりいい散策路です!!


リフトに乗らない方でもこの道は歩いて行った方が良いかも♪

すぐにリフトの施設が見えてきます、これは普通にスキーの時にも使用するリフトです。

あまり乗るのが得意じゃない方にもおすすめできます、係員の方がしっかりといて、危なそうなときには速度を緩めてくれたりしていましたので、体を動かすのが苦手な方でも乗ることができますよ♪

リフトの所要時間は13分程でしたが、混雑してくると先ほど言った「速度を緩める」頻度が上がるからなのか、所要時間にばらつきはあると思います。

高山植物のチングルマ、景色良すぎないですか

ただ所要時間が長い方が良いかもしれません、リフト自体はかなり低速、低空で足が植物に触れる場所なんかもあるくらいで、怖いことは全くありません。


リフトからの景色が5合目からとは比べ物にならないほどよく、ゆったりと進む景色を見ながら行けるので控えめに言って最高の体験です

下は赤の絨毯、上は黒岳の紅葉と飽きることなく乗って居れます、黒岳に来たら絶対に体験して行って欲しいリフト、ロープウェイよりもこっちの方が断然おすすめです!

黒岳の7合目の様子や楽しみ方

リフトを降りるとこんな感じにしっかりと整備された場所に着きます、ここではすぐ横の展望台から景色を眺めたり、登山口の名簿などがあったり、ロッジで休めたり、滝を見に行く散策路などがあります。

どうしても歩けない方やこれから登山する方以外は散策路だけは行くべきだと感じました!

出来ることを個別に紹介していきますね。

7合目リフト横展望台からの眺め

リフト到着口からすぐ横にはウッドテラスのようになっている展望台があります。

すぐ横にあるのでとりあえず見て行くべきですね!

このような景色です、ふもとの紅葉の進み具合とは全然違うのが分かりますね。

後述します散策路や登山をしない方は以上の体験で引き返す感じになります、これだけでも十分良い体験ですね♪

帰りのリフトもゆったりと綺麗な景色が見れますので、歩きたくない方は無理せず、この辺りでゆっくりしたら引き返すのが良いですね。

ロッジの雰囲気はこんな感じ

すぐ近くにはロッジがあり、中で休めるようになっていますよ。

軽い飲み物なども売っていますので、温まっていくのも良いかもしれません、ちょっとしたお土産もありました。

黒岳登山について、所要時間など

ロッジから登山が始まります、普段着などの装備で「時間もあるし行ってみようか!」などはやめた方が良いと思います。

往復3,4時間の道のりです、この時間は登山にある程度慣れた人の所要時間なので、ふらっと来て行ってみようかは絶対におすすめしませんよ!!

あまりょうの滝展望台は登山しない方に是非!

どうしてもまだ物足りない方は登山ではなくこちらの「あまりょうの滝展望台」まで歩きましょう!

歩きなれた方だったら往復30分程ですが、観光客が多い場合は道を譲りながらになりますのでもう少しかかりますよ。

景色を見ながらゆっくり行くのであれば【所要時間45分】

まずは悪路の場所を紹介、以下2枚の写真を見て行けそうな方は行くと良いです!

このような木でしっかりと組まれた道が続く感じ、1,2か所写真のような細い橋のような場所があります、最悪落ちても小川が流れているだけですが危ないのは事実。

この付近が一番怖かった場所ですね、一人やっと通れる道に崖とまではいいませんが、落ちると痛いでは済まなそうな高さです。

この先にも似たような細い道にちょっと高さがある、落ちると痛いでは済まなそうな場所があります、上記の写真が2か所ほど続くと思ってもらえれば。

道はしっかりとしていますが、ぬれたり雨が降るとかなりぬかるみます。


割とオーバーに言いましたが、いざ行ってみて怪我をしてはいけませんので、上記の情報で行けそうな方のみ行くのが良いですよ、ちなみにご高齢の方も普通に散策していましたし、かなりの人数がいましたのでクマなども寄ってこないと思います。

景色に関してはこのように木に苔が生えたような散策路が特に綺麗です。

足場ばかり見がちですが、周りを見ると綺麗な道が広がっています。

片道15分くらい歩くとこの様な開けた場所に出ます、ここが「あまりょうの滝展望台」


歩ける方で登山しないのであれば必ず来た方が良いです!

紅葉がきれいすぎますね。

「車でドライブしながらでも紅葉なんて見れるじゃん」と若い頃は感じていましたが、これを見たらそんなことは言えなくなると思いました、もう少し早く来ていれば価値観も違ったのになーと思います。


その位良い場所!!

一つ上の写真の真ん中あたりをズームにした写真、滝が見えます。

あまりょうの滝自体はかなり遠くに見えます、滝の展望台というよりは紅葉の絶景スポットですね!

ここから黒岳もしっかりと見ることができますよ。

何岳か分かりませんが奥の方もかなりきれいな景色が広がっていました。

リフトに乗る際はセットで行きましょう♪

この景気を堪能したらまた来た道を戻る感じです、休日の9時過ぎで割と人はいましたがスムーズに歩けるレベルでした、もう少し遅い時間だともっと混雑すると思います。

向かいから人が多く来ると本当に進まないので所要時間は長めに見るのが良いですね。

●層雲峡温泉の楽しみ方、道民がちょっと辛口で案内している観光に使える情報はこちら↓

●旭川の観光スポットまとめはこちら

黒岳ロープウェイの営業時間や料金、セット券などの詳細

黒岳ロープウェイはその時期の営業時間内で通常は20分間隔での運行、自分が行った9月下旬の朝7時には臨時便が出ていて10分間隔での運行になっていました。

9時半にもう一度見た時も10分間隔のままでした、混雑時は割とすぐに10分間隔になるようですね。


どのくらい待つのかは待ち合いの駅で確認しやすいようになっていましたので安心でした。

5合目からのペアリフトは営業時間内だとずっと運行していますので、待たずに乗れます。

ロープウェイ営業時間2023年10月1日~2023年10月15日  
2023年10月16日~2023年11月30日
2023年12月1日~2024年1月3日  
2024年1月4日~2024年1月26日
6:00~17:00
8:00~16:30
8:00~16:00
整備運休
ペアリフト営業時間2023年6月10日~2023年9月30日
2023年10月1日~2023年10月15日
2023年10月16日~
6:30~17:30
6:30~16:30
整備運休
ロープウェイ料金往復2600円 小学生以下半額団体割や片道券などもあります
ペアリフト料金往復1000円 小学生以下半額
セット料金往復3300円 小学生以下半額
電話番号01658-5-3031
住所〒078-1701 上川郡上川町層雲峡
時間などは変更になる可能性があります

黒岳ロープウェイへのアクセスや駐車場の詳しい紹介、混雑具合など

札幌方面から車で来る場合は上川層雲峡ICで降りると早いです、そこから下道を30分程走る感じ。

札幌からは2時間半、新千歳空港からは3時間、帯広から2時間、旭川からでも1時間以上かかる場所にあるので、割とどこの観光地からでも遠めのアクセスしにくい場所にあります。

細かい場所は層雲峡温泉街の奥の方にある感じです、近くに行くと写真のような建物が見えてくると思います、中央の白い建物がリフトのある層雲峡駅、その横がビジターセンターです、この間に第一駐車場があります。

リフト乗り場を素通りし、橋を渡った先には第二駐車場があります。写真左に小さい看板があるのが目印でした。

第一駐車場の規模感はこんな感じ、休日の紅葉ピークの7時半の混雑具合はこんな感じでした、まだ少し空きがある感じ。

第二駐車場はこの写真の右にあるのですが、誰も居ない状態、まだまだ駐車スペースがありました。

これが第一駐車場の右側の第二駐車場、7時過ぎでは誰も居ませんでしたが、この写真は9時半ごろの物で、こちらも満車近くなっています。


ピーク時には10時頃だともう駐車場は停めにくい感じになるイメージです、ただ層雲峡温泉街の入り口付近には層雲峡公共駐車場などもあります、そちらは休日の10時頃でも空車がありましたので、層雲峡駅まで歩いて10分しない位の坂道を歩いても大丈夫な方には混雑も少ない良い駐車場ですよ。

ロープウェイの混雑は、かなりギュウギュウに詰め込まれる感じではありますが、乗れなくて次の便になるという事はかなり少ない感じでした。

ペアリフトは回転が良いのですぐに乗れますね、行列になっているということは無く、行けばすぐ乗れる感じ、ピーク時の一番混雑する時期にしては駐車場や、ロープウェイで待ったりすることもなく、本当にストレスなく観光できる印象でした♪

黒岳や層雲峡、周辺施設の紹介

黒岳ロープウェイの近くには「写真ミュージアム」や「ビジターセンター」などがあります。

温泉街に宿泊される方は街歩きしても雰囲気が良いですし、レンタルサイクルで少し遠出もできます。

「紅葉谷」や「銀河・流星の滝」なんかも有名な観光名所になりますよ。

ビジターセンターはこんな感じの店内になっていて、この付近の観光パンフレットや散策ルートの紹介や展示物など、しっかりと整えられて見やすい感じで置いてありますよ!

層雲峡温泉のホテル、最安料金などはこちら

黒岳の気温や服装はどうすればいいの?

晴れの場合の気温は、旭岳に行ったときもそうでしたが、その日の夜の気温を参考にそれよりも少し暖かい服装で行くのが個人的にはおすすめです。

ふもとの層雲峡駅では5合目の温度なども知ることができますが、家で準備してこないといけませんので、自分はそんな感じで服装を決めています。

登山ではない場合の話です、この記事での紹介のようにちょっと観光で行く場合は、自分が冬に着ていくものやいつも履きなれた靴で行けばいいと思いますよ!!

黒岳の見頃の時期は?

6~8月雪解けの景色や高山植物が顔を出し始める
7~8月高山植物や新緑、登山には気温がいいかも
8~10月紅葉狩りの時期、登山者は8月下旬~
ロープウェイ観光では9月下旬~
温泉街やふもとの紅葉は10月に入ってから
11~5月黒岳スキー場の営業開始、冬の景色が見れます
通年の情報、年度ごとにばらつきはあります。

紅葉狩りのロープウェイ観光では9月の最後の週~冠雪までの10月中で楽しむと良いですね。

7合目とふもとでは紅葉の進み具合がかなり違いますので、自分の行く時期に合わせてピークの場所を楽しめるのが良い点ですね!!

2023年では9月30日に山の上の方は紅葉の見ごろがピークで、その4日後に初冠雪、紅葉と雪化粧も見られる大雪山系になっていたようです。

黒岳ロープウェイ&リフトのおすすめ度は?

評価基準はこちら。

5.0何度でも行くべき名所!
4.0充分おすすめできる場所
3.0普通に楽しめるが、どこかデメリットも
2.0おすすめはできない
1.0かなり人を選ぶ、私は行かない
評価基準

黒岳ロープウェイのおすすめ度。

黒岳ロープウェイおすすめ度
5.0
一言補足などいう事なしの最高の体験になりました
個人の感想です。

黒岳ロープウェイ&リフトのあとがき

体力のない方や足があまり強くない方でも十分楽しめる素晴らしい観光名所!

本当に歩きたくない方はロープウェイに乗り、5合目からほんの少しリフトまで散策して、リフトに乗り7合目展望台から景色を眺めて帰るだけでも良いんです、それでも十分すぎるほどいい体験になると思いますよ!!

セット券で往復3300円と安くはないですが、それに見合った体験ができます、本当におすすめ♪

ここが良いなと感じたら、「旭岳ロープウェイ」もオススメ!黒岳と同じ感じでカジュアルに楽しめます♪

山は怖いし。。。という方には「大雪 森のガーデン」なども近くにありますよ。

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